国家資格である「第一種放射線取扱主任者」に高貝研究室のメンバー2名(+1名:卒業生)=計3名が合格しました。
第一種試験は,令和2年12月27日~28日に実施され,東京会場 で受験しました。
令和2年度の第一種放射線取扱主任者試験は、受験者数 2,157名 合格者数 904名 合格率 41.9%でした。
令和3年3月22日に合格者の発表があり,合格証が手元に届きました。
おめでとうございます。
国家資格である「第一種放射線取扱主任者」に高貝研究室のメンバー2名(+1名:卒業生)=計3名が合格しました。
第一種試験は,令和2年12月27日~28日に実施され,東京会場 で受験しました。
令和2年度の第一種放射線取扱主任者試験は、受験者数 2,157名 合格者数 904名 合格率 41.9%でした。
令和3年3月22日に合格者の発表があり,合格証が手元に届きました。
おめでとうございます。
3月20日、日本化学会第101春季年会(2021)がオンライン開催されました。高貝研からは、大学院生3名が参加し、口頭発表を行いました。
・藁谷朱里,大沼 知沙,川上智彦,高瀬つぎ子,高貝慶隆,“銀ナノ粒子担持マイクロスフェアの開発と評価”
・荒野真結,鈴木李英,大沼知沙,Hinze L. Willie,高貝慶隆,“金ナノ粒子を固定化した両性イオン型マイクロスフェアによる 4-ニトロフェノールの還元”
・東海林達也,松枝誠,古川真,高貝慶隆,“ICP-MS によるベータ線放出核種の多核種同時定量分析”
ドイツのステインハウザー研究室との共同研究の成果が、2021年3月12日のアメリカ化学会「Environmental Science & Technology」誌に論文が掲載されました。
4か国(ドイツ、日本、オーストリア、ウクライナ)の研究者が参画した研究成果となりました。
【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.est.1c00180
【概要】この研究は,放射性セシウムが過去に世界中の様々な場所に降下しました。福島の事故では、放射性セシウム134と137が大きくトピックスされていますが、ウランの核反応によって生成する長寿命核分裂生成物である放射性セシウム135という核種も降下しています。
今回、世界中で放射性セシウム汚染が起きた地域の放射性セシウム135と137の比率を調べることで、どのような特徴があるのかを調べました。試料は、チェルノブイリ(ウクライナ)、福島(日本)、旧トリニティ実験所(アメリカ)、1960年代の人の肺組織の灰(オーストリア)、比較として標準試料の5種類をICP-MS(アジレント8900)で計測しました。その結果、135Cs/137Csの比率は、原子力発電所事故が起きた福島の試料 は(∼0.35)、チェルノブイリの試料 は(∼0.50)でした。その一方で、 1960年代の人の肺組織からは(1.9 ± 0.2)と高い比率が計測されました。逆にトリニティ実験所の試料は、非常に低い割合を示しました (<0.4)。これらの結果から、過去に137Csの高濃度のプルームが通過して、セシウムボールなどに中長期的に暴露されたのではないかと考えています。
2021年3月3日、次世代イニシアティブ廃炉技術カンファレンス(NDEC-6)がオンライン開催されました。高貝研からは、大学院生2名、学類生2名が参加し、研究発表を行いました。
そして,丹治珠緒さんが研究奨励賞(核種分析部門)ならびにセッションにおける最高賞,最優秀発表賞(11件中1件)
研究発表のタイトルは、下記のとおりです。
・丹治珠緒,古川真,高貝慶隆,“化学分析と主成分分析による狭所の水質クラスタリング”
・青木譲,大沼知沙,RalfSudowe,高貝慶隆,“核燃料元素の効率的分離に向けたデスフェリオキサミンB固定化マイクロポリマーの開発”
・東海林達也,松枝誠,古川真,高貝慶隆,“並列分離系によるベータ線放出核種の多核種同時ICP-MS分析”
・国井里央,古川真,高貝慶隆,“レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量分析計による微細金属断片に固着したSr分布の可視化”
修士課程で卒業した伊藤千尋さんの研究成果が、2020年12月15日のアメリカ化学会「Analytical Chemistry」誌に研究成果が論文掲載されるとともに、Supplementary Coverに選ばれました。
【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.analchem.0c03673
【概要】この研究は,分析することが非常に難しい「難分析核種」のひとつとして知られている放射性ストロンチウム90(Sr-90)の分析方法に関するものです。
今回,表面電離型質量分析計(TIMS)という質量分析装置を利用することで,わずか1滴の試料量(1マイクロリットル)に含まれるSr-90を直接分析することに成功しました。TIMSは,これまで「同位体比」,つまり,同位体が存在する比率を測定する装置として知られており,「絶対量」を直接計測することはできませんでした。さらに,自然界には,Sr-90と同じ質量をもつジルコニウム(Zr-90)が豊富に存在するため,質量分析計で直接分析することは不可能と考えられてきました。今回,ZrとSrの表面電離温度の違いを利用し,また,同位体希釈法とファラデーの法則を利用することで,前処理することなく1滴の試料に含まれるSr-90を計測できました。この論文では,涙,唾液,まつ毛などに付着したSr-90をモデル試料として計測することに成功しています。
【備考】この研究は、Anal.Chem誌 2020年 92巻におけるSupplementary Coverに選ばれてハイライトされました。
高貝研究室のDrコースの中川太一さんが、日本分析化学会 東北支部 「東北分析化学奨励賞」を受賞し、受賞講演が2020年12月12日にオンラインにて開催されました。
中川さんは、界面活性剤を用いる曇点抽出法を用いて、生成する界面活性剤のマイクロドメインなどを積極的に利用し、ナノ粒子を形状および粒径を制御して生成する新しい方法論を確立しました。それらは、具体的には、硫酸カルシウムナノロッドの曇点抽出法による形状制御生成法の開発、両性イオン界面活性剤のマイクロドメイン形成と銀ナノ粒子抽出法の開発、金ナノ粒子の簡易合成法と配位子交換反応利用法の開発などです。これらの新規な技術開発は、生化学研究を含むナノ材料の分離抽出・合成の分野で、分析化学に大きく貢献し、将来の研究の発展も期待できるものであると評価されました。
2020年12月5日、富岡町文化交流センター学びの森において、令和2年度 福島研究開発部門成果報告会が開催されました。諸事情により、現地での参加はできませんでしたが、大学院生1名、学類生2名が参加し、ポスター発表を行いました。
・東海林達也,尾形洋昭,松枝誠,古川真,高貝慶隆,“放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素のICP-MS同時定量”
・丹治珠緒,古川真,高貝慶隆,“多種類の化学分析と多変量解析を併用させた敷地単位の水質クラスタリング”
・国井里央,古川真,高貝慶隆,“レーザーアブレーション-誘導結合プラズマ質量分析計を用いる固体試料表面の強度マッピング法の開発”
博士課程D3の中川太一君の研究成果が、2020年9月15日のイギリス化学会「RSC Advances」誌に研究成果が論文掲載されました。
【著者/論文誌名】T. Nakagawa, A. Hibara, W. L. Hinze, Y. Takagai*, RSC Advances 2020, 10(56), 34161–34166.
【DOI】https://doi.org/10.1039/D0RA06824A
【備考】この論文は、オープンアクセスのため、無料で閲覧できます。
博士課程D3の中川太一君の研究成果が、2020年6月15日のアメリカ化学会「Langmuir」誌に研究成果が論文掲載されるとともに、Supplementary Coverに選ばれました。
【著者/論文誌名】T. Nakagawa, W. L. Hinze, Y. Takagai*, Langmuir 2020, 36(26), 7456–7462.
【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.langmuir.0c01043
カルシウムイオンと硫酸イオンが混ざると沈殿しますが、非常に薄い濃度では混ぜても(≒溶解度積以下では)沈殿しません。しかし、この研究では、この非常に薄い濃度(溶解度積以下で)で混ざり合ったこれら二つのイオンに、中性界面活性剤(トリトンX-100)を混ぜて熱すると細さが数十ナノメートル、長さがマイクロメートルの極細のシャープペンの芯のようなロッドが綺麗に成形されてできることがわかりました。さらに、これに球形の銀ナノ粒子を加えると、その芯のようなロッドの長さだけが、銀ナノ粒子の濃度に応じてどんどん短くなる現象を見つけました。この論文では、これらの現象のメカニズムについても調査して、言及しています。
【備考】この研究は、Langmuir誌 2020年 26巻におけるSupplementary Coverに選ばれてハイライトされました。
2020年5月23日~24日、北海道教育大学札幌キャンパスにおいて、第80回分析化学討論会が開催されました。COVID-
・森萌芽,Willie L. Hinze,高貝慶隆,“両性イオン界面活性剤の相転移現象と天然抗酸化剤による金ナノプレートのワンポット抽出”
・東海林達也,尾形洋昭,松枝誠,古川真,高貝慶隆, “放射性ストロンチウムと放射性ヨウ素の同時自動分析システムの開発”
・荒野真結,鈴木李英,大沼知沙,佛願道男,Hinze Willie,高貝慶隆,“固相抽出を利用する金ナノ粒子包含樹脂の合成と触媒としての応用”
高貝先生が令和 2 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞)を受賞しました。
また、それに関する新聞記事・地元紙での掲載がありました。
◆郡山タウン誌:ザ・ウィークリー記事(2020年5月16日号)
【受賞内容】
氏 名:高貝 慶 隆 (専門:分析化学)
古川 真 (専門:分析化学)
受賞名:令和 2 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(開発部門)
業績名:原子力災害に貢献する放射性ストロンチウム迅速分析法の開発
【業績の概要】 東京電力福島第一原子力発電所の事故直後、放射性ストロンチウム(Sr-90)の状況が ほとんど公表されないことに様々な懸念が広がり、復興阻害の一因となっていまし た。従来、Sr-90 と他の放射性核種を区別するため、多くの手作業と放射線計測に 1 ヵ月程度の分析時間を要しており、半減期が 1000 年を下回る核種は、質量分析計に よる実用分析が難しいとされてきました。 受賞者は、高周波誘導結合プラズマ-四重極質量分析を基軸とする Sr-90 の自動分析 装置を開発し、従来、2 週間以上の分析時間を要していたものを最短で 10 分に短縮 することに成功し、試料水を装置にセットするだけで従来と比較して簡便に運用で きる分析装置を提供しました。 本成果により、原子力災害などの放射能分析において、人間の手を介して行う方 法よりも従事者の被ばくを最小限に抑える効果が期待できます。さらに、原子力発 電所事故後、国家的危機にあった汚染水処理及びその分析業務は、大幅にスピード アップされ、国民へのスムーズな情報公開に寄与しています。
【文部科学大臣表彰について】 科学技術分野の文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進等に おいて顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に 携わる者の意欲の向上を図り、もって我が国の科学技術水準の向上に寄与すること を目的とするものです。 科学技術賞(開発部門)は、我が国の社会経済、国民生活の発展向上等に寄与す る画期的な研究開発若しくは発明であって、現に利活用されているものを行った個 人若しくはグループ又はこれらの者を育成した個人が表彰対象とされています。 なお、令和 2 年 4 月 14 日(火)に文部科学省本省において予定されていた表彰式が、新型コロナウイルスの感染拡大の防止感染リスクを回避するため、開催中止となりましたので、6月3日に福島大学にて学長より授与式が代行されました。
◆福島大学での授与式の様子(2020年6月3日)
2020年4月10日付,日本分析化学会の英文誌「Analytical Sciences」誌に研究成果の論文掲載が決定しました。
【著者/論文誌名】K. Yanagisawa, M. Matsueda, M. Furukawa, Y. Takagai*, Aanalytical Sciences, in press (2020).
【DOI】https://doi.org/10.2116/analsci.20N009
【概要】この論文は,本研究室でこれまで開発してきた放射性ストロンチウム(Sr-90)を分析するための装置:カスケード型ICP-MS法の高機能化に関する論文です。環境中の様々な試料を分析するとき,例えば,魚などに含まれるSr-90以外の成分である海水中の塩分などの他の元素が多量に存在する場合,ICP-MS法ではそれが分析を妨害するという問題がありました。この問題を解決するために,この論文では,オンライン希釈法という新しいシステムを考案し,これを組み入れることでその問題を解決しました。
【左図は,Anal.Sci.誌のGraphic Abstractより引用】
2020年3月11日付のエルゼビア「Journal of Chromatography A」誌に研究成果が論文掲載されました。
【DOI】https://doi.org/10.1016/j.chroma.2020.461033
【概要】両性イオン官能基を修飾させたポリマーを合成し(↓写真)、それを高速液体クロマトグラフィー-質量分析(LC-MS)用のカラムとして使用した論文です。
アミノ酸をモデル物質として分離評価を行いました。その結果、一般の順相カラムや逆相カラムのように溶離液や温度などに依存するカラムではなく、アミノ酸の等電点順に溶出する特徴的な分離カラムであることが分かりました。
2020年3月1日-5日、Pittcon(The Pittsburgh Conference on Analytical Chemistry and Applied Spectroscopy)に大学院生3名、教員1名が参加し、研究成果発表を行ってきました。
以下、研究成果発表のタイトルです。
・中川太一、Willie L. Hinze、高貝慶隆「Utilization of Phase Behavior of Surfactant and Cloud Point Extraction to Control Water Content for Nanorods Synthesis」
・下出凌也、宮崎隆、若木重行、鈴木勝彦、高貝慶隆「Sensitivity Improvement of TIMS Quantification of Strontium-90 Following Retarding Potential Quadrupole Lens Filtration」
・藁谷朱里、Willie L. Hinze、高貝慶隆「Fabrication and Properties of Gold Nano-urchins at Room Temperature using a Mixed Reductant System」
2019年11月8日(金)、2019年度日本分析化学会東北支部若手交流会が東北大学で開催され、大学院生6名、学部生6名が参加し、研究発表(ポスター5件)を行いました。
発表タイトルは、下記のとおりです。
・青木譲,佛願道男,大沼知沙,高貝慶隆,「Pu除去におけるZr及びHfイオンを代替とするシデロホア類固定化ポリマーへの吸着評価」
・東海林達也,尾形洋昭,古川真,高貝慶隆,「ガス切替自動バルブによって支援される放射性Srと放射性Iの同時定量分析システムの開発」
・藁谷朱里,高貝慶隆,「混合還元剤による金ナノアーチンの合成」
・森萌芽,高貝慶隆,「曇点抽出法による高密度金ナノスターの合成と評価」
・鈴木李英,佛願 道男,大沼 知沙,Hinze Willie,高貝慶隆,「金ナノ粒子を包含する両性イオン型球状樹脂の開発と評価」
そして、鈴木さんは、優秀ポスター賞を受賞しました(発表18件の うちの3名受賞)
おめでとうございます!!
2019年10月5日付の日本分析化学会「分析化学」誌に研究成果が論文掲載されました。
【著者/論文誌名】中川太一(大学院D2)、高貝慶隆: 分析化学, 68(10), 751-755 (2019).
【タイトル】水素化ホウ素ナトリウム還元による金ナノ粒子の簡易合成と配位子置換
【DOI】https://doi.org/10.2116/bunsekikagaku.68.751
この論文は、J-Stageより無料でダウンロードできます。
2019年9月25日付(冊子体)のアメリカ化学会「Industrial & Engineering Chemistry Research」誌に研究成果が論文掲載されました。
【DOI】https://doi.org/10.1021/acs.iecr.9b02727
【概要】この論文は,バクテリアの代謝物の一つであるデスフェリオキサミンBを化学的に固定化した樹脂を用いてウランの吸着材を合成・評価したものです。
ウランは,世界的には核燃料で需要が伸び,また,現在では高機能性の触媒としても多くの分野での利用が期待されている物質で枯渇が懸念されています。
従来のウラン吸着剤の中でも,ウランを優先的かつ効率的に回収します。吸着量も非常に大きいです。
This work describes modification of a micropolymer resin with microorganism metabolite desferrioxamine B and the evaluation of its adsorption property for U(VI). The particles with specific sizes exhibit a uniform spherical shape, thus enabling the design of either batch or flow column systems with good adsorption ability and can endure under high pressure.
【備考】この論文は,Ind. Eng. Chem. Res. 誌(58巻(38号) 2019年)においてSupplement Coverに選ばれました↓
9月17日~19日、東京大学 本郷キャンパスにおいて開催された2019年度 日本地球科学会年会に大学院生1名が参加し、研究成果発表を行いました。
タイトルは次のとおりです。
・下出凌也、宮崎隆、若木重行、鈴木勝彦、高貝慶隆、“Taアクチベーターにより発生する多原子分子が表面電離型質量分析計のSr分析に与える影響~イオン収率とX線解析プロファイルの観点より~
高貝先生が、日本分析化学会および日本分析機器工業会が主催する「先端分析技術賞JAIMA機器開発賞」を受賞 しました。
この賞は、先端的分析技術開発(機器開発、分析・評価技術開発、分析用新規物質の開発、など)や実用化において、優秀なる業績を示した個人あるいはグループに対して授与される賞で、高貝先生の研究業績「放射性ストロンチウムの迅速分析装置の開発」が評価されました。
2019年9月12日に表彰式が行われ、日本分析化学会第68年会では受賞講演も行われました。
2019年7月20日(土)東北大学環境科学研究科(仙台市)において、みちのく分析科学シンポジウムが開催されました。当研究室からは、大学院生の藁谷および青木が研究成果発表を行いました。
発表題目は、以下のとおりです。
・藁谷朱里、高貝慶隆「混合還元剤による室温での異方性金ナノ粒子の合成と分光学的特性」
この発表で,藁谷は、優秀ポスター賞(発表者17件中,3件)を受賞しました。
・青木譲、阿部未姫、佛願道男、大沼知沙、藤原健壮、高貝慶隆、「デスフェリオキサミンB固定化マイクロポリマーを用いる強酸性溶液中のジルコニウムおよびハフニウムイオンの吸着挙動」
2019年7月5日(金)、東京電力ホールディングス株式会社様より福島大学に対して「難分析核種計測法の開発による福島第一原子力発電所廃炉作業効率化への貢献」の名目で感謝状が贈呈されました。
贈呈式は福島大学にて行われました。これは当研究室が中心となって開発した「放射性物質ストロンチウム90の自動分析装置」により、従来は2週間から1か月程度かかっていた廃炉分析業務の分析時間が30分程度に短縮したことによるものです。この装置は、2014年12月から福島第一原発構内で活用されています。
感謝状「貴学は難分析核種である放射性ストロンチウムを迅速に計測する手法を開発されました。
この技術により,福島第一原子力発電所における汚染水分析の作業を迅速かつ確実に
行うことが可能となりました。本技術開発にあたり,事故後早い時期から発電所の現場に
率先して来所され,当社と密に協調いただき,分析業務に携わる当社社員の技術力向上にも
ご尽力いただきました。そのご尽力・ご功績に対し,ここに感謝の意を表します。」
また、この内容は、地元の新聞紙にも掲載されました。
2019年6月25日~30日、カナダ・モントリオールのMarriott Montreal Airport In-Terminal Hotelにおいて、「63rd International Conference on Analytical Sciences and Spectroscopy (ICASS)が開催され、高貝先生が招待講演を行いました。
講演タイトルは、下記のとおりです。
Y. Takagai, M. Furukawa,“Dual spray chamber for ICP-MS or ICP-OES —Simultaneous Measurement of Incompatible Elements”.
2019年6月28日のアメリカ化学会「ACS Omega」誌に研究成果が論文掲載されました。
【DOI】https://doi.org/10.2116/analsci.34.387
【備考】オープンアクセスのため,購読費用が発生しません。
Cited from ACS Omega
2019年6月16日~20日、イタリア・ミラノにあるビコッカ大学において、48th International Symposium on High-Performance Liquid Phase Separations and Related Techniques(HPLC 2019)が開催され、研究成果発表を行いました。
発表タイトルは、下記のとおりです。
・Iwahashi, W.L. Hinze, Y. Takagai, “Manipulation of the cloud point temperature of triton x-100 and its application for the cloud point extraction and high performance liquid chromatography – mass spectrometric quantification of veterinary medicine macrolides”
・Y. Takagai, K. Yamazoe, M. Butsugan, C. Ohnuma, W.L. Hinze,”Synthesis and characterization of zwitterionic-type resin for high performance liquid chromatography and its application to amino acids separation”
発表の様子。
親愛なるProf. Colyer先生。久しぶりの再会でした。
2018年12月21日のアメリカ化学会「ACS Omega」誌に研究成果が論文掲載されました。
【著者/論文誌名】M. Konno, Y. Takagai*: ACS Omega, 3(12), 18028-18038 (2018).
【DOI】https://doi.org/10.1021/acsomega.8b02640
【備考】この論文は,アメリカ化学会ACS Omega誌の2018年Altmeric(オルトメトリクス)スコアで3位であったと発表されました。⇒ 記事
【備考】オープンアクセスのため,購読費用が発生しません。
Cited from ACS Omega