日本分析化学会英文誌「Analytical Sciences」誌にオンライン希釈法に関する論文の掲載が決定しました。

2020年4月10日付,日本分析化学会の英文誌「Analytical Sciences」誌に研究成果の論文掲載が決定しました。

【著者/論文誌名】K. Yanagisawa, M. Matsueda, M. Furukawa, Y. Takagai*, Aanalytical Sciences, in press (2020).

【タイトル】Development of Online Dilution System for quantification of 90Sr Using Automatic Solid-phase Extraction Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometry

【DOI】https://doi.org/10.2116/analsci.20N009

【概要】この論文は,本研究室でこれまで開発してきた放射性ストロンチウム(Sr-90)を分析するための装置:カスケード型ICP-MS法の高機能化に関する論文です。環境中の様々な試料を分析するとき,例えば,魚などに含まれるSr-90以外の成分である海水中の塩分などの他の元素が多量に存在する場合,ICP-MS法ではそれが分析を妨害するという問題がありました。この問題を解決するために,この論文では,オンライン希釈法という新しいシステムを考案し,これを組み入れることでその問題を解決しました。

 

 

 

 

 

【左図は,Anal.Sci.誌のGraphic Abstractより引用】