ミルキング体験 in 化研

みなさんこんにちはお久しぶりの少年Sです

6月21日から23日に水戸にある株式会社化研に行ってまいりました。

メンバーは、私のお師匠(→大先輩)と私です。高貝先生は、22日から参戦しました。

 

みなさんは日本三大庭園をご存知でしょうか?

20日が移動日だったので,三大庭園のひとつ偕楽園が水戸にあるため、観光がてら寄ってまいりました。

 

好文亭の造りもすばらしかったですが、やはり景色がいいですね。

お師匠はまるで自分の庭かのようにくつろいでいました。

意外と似合ってますね。お庭が似合う女性です。さて、21日からはいよいよ実習になります。

今回はSr90の公定分析法である、ミルキングを教えてもらいに行きました。

ミルキングとは、試料中のSr90から壊変して生成するY90のみを分離し、Y90のβ線を測定することでSr90の放射線量を求める方法です。

実習1日目は、施設見学と放射線についての講義を受けさせていただきました。

そして、2日目からミルキングの操作を実際に行いました。

分離中の写真です。

私のお師匠はだけあり、手慣れた手つきで実験を進めています。さすがM2です。

一方僕は、

手慣れていませんね。慌ててるように見しかみえません。

次の写真はpH調製をして、調整が出来ているか確認した写真です。

何度も調整をしました。なかなかpHが合わず大変でした。

そんなこんなで試料を作成できました。

お師匠のサンプルです。綺麗に作れていますね。私のは…。見なかったことにしましょう。

あとは、測定をするだけです。測定はオートサンプラー任せです。

測定結果から放射線量を求める解析(=計算)作業は三日目に行いました。

というような三日間の作業で終了しましたが、実際は1か月程度かかるような大変な作業で、今回はその一部を体験しました。もし、測定に失敗した場合は二週間待った後にやり直しになるため、非常にシビアな作業になるそうです。

今回の実習は、放射線測定の基礎とも言える実験だったため学ぶことがたくさんありました。

そして、今回参加したお師匠と少年Sは、放射線に関連したテーマで研究をしているため、この作業を体験することが念願でした。今回の実習を活かして、卒論・修論に向けて頑張るしかありませんね。

少年S